ブラジルで働くデータサイエンティストのブログ

ブラジルでデータサイエンティストしてる僕の日記。データサイエンスネタは多分書かない。

ブラジル生活に対する素直な感想

ブラジルに来てかれこれ一年経って、ベンチャーでデータサイエンティストとして働き、そこそこ状況も落ち着いて来たので、ブラジル生活に対する感想を簡単に。

 

僕が今住んでいるのはサンパウロ市なのだが、僕にとってここは簡単に言えば幾分劣化した東京だ。おおよそ、東京およびその周辺県で日常生活において触れるようなものはここでも大体ある。ただし、全体的に質、量、バリエーションが少ない。これがグローバリゼーションってやつなのかどうなのかはわからないが、住み慣れれば慣れるほど、『似たようなものだな』という感想に落ち着く。

 

それだけ書くと、ブラジルに住むの完全にマイナスじゃねーかってことになるのだが、そんなことはないと思っている。非常に言語化しにくいのだが、サンパウロでは日本にいたときに感じていた若干の息苦しさのようなものが一切ない。『若干の息苦しさ』ってなんやねん?って話にもなるのだけれど、これがなんとも言語化しにくい。すごく適当に言うなら道ゆく人から疲れが伝わって来る感じがない。

すごく色々適当にまとめると、サンパウロに住んでいると気分が明るくなる。

 

一聴、こんな『ふわっと』したメリットのためにサンパウロに住んでることに意味があるのかは疑問だろうが、生活空間全体が明るいというのは長期的に愛着心を育む。少なくとも僕の場合は。

 

もっとも、僕の場合は現地語を解さないという大きい言語障壁があるので、この国の社会の雰囲気を適切につかめていないという点もこの解釈に繋がっているのかもしれない。

 

まぁ、そうすると、当然の質問が時折僕に届く。『日本に帰りたい?』ってやつだ。

結論から言えば、ブラジルに来て一年経過の現在、僕は日本に帰りたくない。日本が嫌いということは全くなく、ただ、この国を気に入っている。