思い切って買ったShureのイヤホンが期待以上の働き
人間誰しも、買ったときはそこまでの期待をしていなくても、数年後に『なんだかんだでめちゃめちゃ良い物だ』と気付く物があるだろう。
適当に100均でかったペン立てが思ったよりも部屋に馴染んで、気付けば五年使ってる。あれは良い買い物だったんだー。みたいなやつだ。
僕の場合は、Shureのイヤホンだ。
日本にいたときに、ブラジルで購入しやすい物、しにくい物というものがよくわからなかった。だから、そこそこ耐用年数があって、値段がしそうなものは日本にいるうちにいくつかは買っておいたのだが、このイヤホンもそのうちの一つだ。
購入したのはSe215という機種。
数年使っているので、さすがに側面のShureの文字は少し剥げている。
ちなみに、どこで写真を撮ってるかというと電車内。いつもというわけではないけれど、僕はブログ記事は電車内でスマホで書くことが多い。
イヤホン購入の理由
僕はあまり音楽というものに強い興味を持っていない。加えて、イヤホンの文脈で聞くような『ドシンとくる重低音が〜』とか『軽い音がクリアに〜』というのをほとんど聞き分けられない。というか、重低音がドシンと来たとしてもその大切さがわからない。
まぁ、そんな感じで、完全に『残念耳』というやつだ。
でもって、このShureのSe215は、音にこだわりたい人が好むエントリーモデルのような位置付けだった(ように思える)。
個人的なライフハックとして、『詳しくない、興味がさほどない、それでも使用頻度の多い物は、こだわりたい人向けのエントリーモデルを買っておけば間違いない』というのがある。
『こだわりたい人』向けのエントリーモデルなので、大体は少し値がするわけだが、このレンジ帯は体感、クオリティと頑丈さのバランスも良いことが多い。無論、使いやすさも。
ShureのSe215についても、この考え方の下で購入した。
リケーブルが可能なので、ケーブルが切れても新しいケーブルを購入すればまだ使えるというのも購入の際に好印象だった。
買った当初の感想
多くの人にとっては大切な、僕にとってはあまり大切ではない音についてだが、感想は『まぁ、こんなもんか』って感じだったのを覚えている。
初めての一万円超えのイヤホンだったのでもっと違いがあるもんかと思っていたので感想が冷めていたのはよく覚えている。
その一方で、外部の音の遮断率は優れており、驚いた。
そんな感じで、購入当初の感想は、『まぁ、こんなものなのかな』って感じのパッとしないものだった。
現在の感想
使用し始めてから数年経った現在は全く異なる感想を持っている。
まず、『こんなもんか』と感じた音は癖がないので長く使っていても何の問題も感じない。
リケーブルについては、そもそも断線しないので今のところ、予定すらない。扱いが雑なせいか大体のイヤホンは一年足らずで断線してしまうのだが、このイヤホンは全く問題が起きない。
遮音性の高さも作業時に重宝している。
長く使っていても飽きず、壊れず、不満が出ない。これは最高だ。
このイヤホンをは僕にとっては非常に良い買い物だったのだろう。