ブラジルで働くデータサイエンティストのブログ

ブラジルでデータサイエンティストしてる僕の日記。データサイエンスネタは多分書かない。

ブラジルで働くデータサイエンティストの日常生活

サンパウロ市内のベンチャー企業でデータサイエンティストをしている僕の日常生活について簡単に書いていこうと思う。

この記事でのポイントは、『海外で既にスキル職で働いている自分が、どのようなメンタリティで日常生活を送っているか』という点になる。

 

実際に、海外でスキル職で働いている人間の日常生活の一例だ。

 

外国人が働くことのリスク

まずは、外国人である僕が感じている、『海外で働くことのリスク』について簡単に書いていきたい。これは僕の日常生活に対する考え方のベースになっている。

 

『海外で暮らしたい』という人にとって大切となる点の一つは職だ。

多くの人にとっては労働ビザが手に入るかどうかが大切になってくる。

 

日本で働くことの違いとして『解雇』がある。要するに、『クビ』だ。

職を得て、労働ビザを得たとしても、クビになってしまえば再び職探しの荒波に飛び込むことになる。日本に比べれば、『クビ』というのは一般的ではあるわけで、自分の身に起こらないとは言い切れない。国によっては、クビというのは本当に誰にでも起こりうる一般的なものでもあるだろう。

 

自国民に比べれば、外国人の再就職というのは不明瞭な部分が多い。自分のスキルやレベルでどのような会社にどれくらいの確率で、どれくらいの期間の就活期間で入れそうかという見積りもしにくい。

 

クビにならないような、そして、キャリアアップしていけるようなスキルアップというのは、リスクマネージメントとして非常に大切になってくる。

 

僕の場合は結婚によるマリッジビザでのブラジル滞在なので、職を失ったところでブラジルを追い出されるわけではない。とはいえ、妻帯であり、妻が専業主婦なので、全く同じとは言わないまでも、労働ビザでの就職をしてる外国人が背負っているリスクと似たようなリスクを背負ってはいる。

失職したら、生活ができず、再就職の見通しというのも不透明なわけだ。

 

今の職場ではクビがそこまで一般的ということはないのだが、就活時に面接をパスした企業の中には、端的に言えば『定期的に査定して、能力が十分ではないと判断したらクビ』と伝えてきた会社もあった。ここは日本ではないと感じたイベントの一つだ。

 

『少しでもダメなようならクビ』というような極端さはないものの、会社側に解雇という選択肢がきちんとあるというのはわかっていなければならないことなのだろう。

 

上記に加えて、もう少し前提を加えていく。

上に書いたように、僕の現在の職場は解雇というものが盛んに行われてはいない。僕自身も解雇に特別怯えてはいない。

 

それでも、外国人が上記のリスクを抱えている以上、それは完全に無視をすることはできないし、スキルアップによるキャリアアップはより大切な意味を持ってくる。

 

僕の日常生活

 上記の考えもあって、僕の日常生活は割とストイックだ。いつもスマブラやお出かけの記事ばかりポストしてるが、そればかりやっているわけではない。

 

僕はデータサイエンティストなのだが、そもそも、データサイエンティストという職自体、日常的な勉強が必要な職業だ。

 

毎日、本を読み、論文を読み、プログラムを書き、実験をする。

 

僕の場合は、通勤時間中は大体何かしらの論文を読んでいる。正確には、職場への『行き』の電車では論文を読んでいて、家への『帰り』の電車ではこのブログを書いている。帰りの電車では結構疲れてるので、内容的に重たいものを読む元気と集中力はなかなか出てこない。

 

それとは別に、勤務時間外で毎日2時間程度はデータサイエンスかプログラミング関係の読書か、コーディング。

お仕事内容に直結する応用分野よりは基礎分野に割いている時間が長いのは僕の性格の問題。

 

これが時間や勉強量として多いのか少ないのかは人によりそうだが、僕の場合はこれくらいのペースだと毎日楽しく過ごせている。

 

週に一回か二回は労働後に妻とどこかで食事に出かけたりする。幸い、この国の食事は全体的に美味しい。

 

日常的な娯楽としてはゲームと映画だろうか。ゲームは、2019年にあたり、『今年はもう少し気楽な娯楽を取り入れる』というテーマの下で導入。結構楽しい。去年があまりにストイックなライフスタイルだったので始めてみた。

 

映画については、正直、娯楽と言い切るには微妙なところではある。二日か三日に一本程度観ているのだが、どちらかといえば、『英語力の維持、強化』の目的の方が大きい。そもそも、あまり、動画コンテンツへの興味がなかったりするのは悲しいところ。

でも、アイアンマンは面白かった。

 

 

 毎日使っている言語であっても、意識的に『強化』していかなければ、向上のペースは遅い。多少は意識して映画を観るようにしている。

 

僕の日常は、概ねこんな感じだ。

 

感想

どうにも、『何かのため』とか『将来のため』とか『リスクマネージメント』の名の下に、自分の生活を構成している感があるのはあまりよろしくない。

それらは大切ではあるのだけど、実際目の前に広がっている人生は割と気楽なものなのだから、もう少し気楽なメンタリティを持ちたいところではある。

 

とはいえ、外国人である僕が、この国で生活を送る以上、どうしても不明瞭な部分や不安定な部分は多くなってしまう。もっときちんと文化やスタイルを理解できるまでは、このくらいの意識でも良いのかもしれない。