ブラジルで働くデータサイエンティストのブログ

ブラジルでデータサイエンティストしてる僕の日記。データサイエンスネタは多分書かない。

ブラジルにおける見た目の自由

いつだったか、『俺、アメリカで大学生。現在金髪。日本に帰ったら黒にしなきゃと言ったら周りのアメリカ人に似合ってるのにどうしてだいと言われた』みたいなツイートを見た気がする。


まぁ、シンプルに、日本は見た目に関する規定があって、その辺、寛容じゃないよねっていうような話なのかと思う。よく覚えてないから知らないけれど。


前提として、職業による違いがあるし、同一国内においても所属してる文化に大きく左右されるというのはあっても、言っていることはそんなに間違いではないと思う。


僕が住んでるのはブラジルだが、日本に比べれば大体の職業、文化において服装に対して極めて寛容だ。


ヘソ出しの服で働いている人もいるし、タトゥーもOK。
この辺は、僕の分野がITであることも大きいが。別にIT以外の分野でも大体のエリアではその辺は許されてる気はする。


ただ、ここで、僕が思うに気をつけなきゃいけない点がある。
寛容であることと一般的であることは全く別の話であり、その寛容さもルールの上での話だということだ。


まず、服装や髪型などの見た目への寛容さは、変わった見た目の人がたくさんいて、それが一般的であるから存在しているわけでは全くない。


ブラジルでは僕が見る限りでは、大体の人は自分の見た目、文化におけるステレオタイプに従って節度ある格好をしている。


オレンジと青のカラフルヘアーの人もいなくはないが、見る頻度は日本の原宿の若者に遭遇するのと同程度だ。感覚だが。


確かに、日本に比べれば、見た目のバリエーションに寛大な文化なのだろうが、変な見た目はきちんと変な見た目として認識されている。


だから、大抵の人はそういうスタイルは取らない。


例の一つとして、少なくとも僕の職場では、短パンに革靴、中途半端に長い髪を後ろで結っている僕が一番奇妙な格好であろうというくらいには大体の人の格好はしっかりしてる。


変な見た目はルールの上では規定はなくても、人の認識の上で奇妙な物として認識されている以上、人や周りに対するネガティブなインパクトを持ちうる。


『規定がないこと』を『変だと思われていない』もしくは、『見た目で一切の不利益を被らない』と取り違えてはいけない。


上で書いたように、職場や文化によるし、そもそも観測範囲内での感想。