ブラジルで働くデータサイエンティストのブログ

ブラジルでデータサイエンティストしてる僕の日記。データサイエンスネタは多分書かない。

国際結婚で考える『親の本棚』

国際結婚で自国を離れ、海外で生きていくとなったとき、おそらく多くの人がそれぞれの疑問点、問題点などを持つことだろう。

僕もたくさん持っている。そのうちの一つが、本棚の構成だ。

 

いつだか、どこかで、『電子書籍が一般的になることで家庭から本棚が消える。それにより、子供が親の本棚に触れる機会がなくなるというのは少し問題では?』みたいなのを見た。

 

個人的な解釈としては、本棚はその人の考え方や思考、好みの歴史を目に見える形で保存しているものであり、子供が親のそれに触れられなくなるというのは少しよろしくないのではって感じなのかと思っている。

 

僕は特に強い意見を持っているわけではないが紙の本が好きなので割と本棚には本を置いている。『子供が見えるところに親の本を置き、教育的に〜〜〜〜』と堅く考えてはいないが、なんとなく、子供が触れられるところに自分の読んできた、読んでいる本があるほうが良いような気がしないでもない。

 

国際結婚の場合、特に僕のように現地語の本を読まない人間の場合、子供のことを考えた際の本棚の構成というのは色々と厄介だ。

 

 現地の言語はポルトガル語だが、僕はポルトガル語の本は読まない。読むのは英語か日本語の本。ブラジルにきてからはほとんど全部英語の本だ。

 

紙の本については、ほとんどは日本から持ってきたものだ。こっちに来てから購入した本は英語のものも日本語のものもほぼ全て電子書籍

こっちの古本屋で売っていたHead First Design Patternsを気まぐれに買ったのが唯一の紙の本。

 

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でもって、妻が読むのは基本的にはポルトガル語と英語。妻は僕よりも多くの言語に触れているので本棚にはそれ以外の言語の本も並んでいる。

 

現状、本棚には3ヶ国語以上の本が並んでいるわけだ。

 

国際結婚時の子供の言語の成長モデルについてはまだ色々と調べている段階なのでよくはわからないが、複数の言語で書かれた専門性高めの本が物々しく並ぶ本棚が示す『親の本棚』とは果たして、想定されている『親の本棚』としての役割を果たし、効能を持つのかは個人的にはかなり怪しいと思っている。

 

計画として、日本に戻る予定がないので、本棚に関しては完全に日本語の本を排除してしまうというのもありかと最初は少し思ったが、よく考えれば、それはもう何がしたいのかわからない。

問題が曖昧なので目的も曖昧、明瞭な解決策などもちろんない。

 

まぁ、あまり難しいことは考えずにやりたいように適当にやれば良いような気はするが、自分の目についた問題提起は可能な限り少しは考えて過ごしていきたいと思う。